【旅行記】2012年中国之行-番外編 北京でのモバイル通信利用記録
いまさらですが、北京の旅・番外編です。
恥ずかしながら、iPhone依存症&Twitter廃人のFalは、
1週間ネットができなかったら発狂死できる自信があります。
そこで、いかに現地で快適にモバイル通信を利用するか、
事前にいろいろと調べておりました。
その時分に、この手の記事を書いて下さっているブログ様に
とってもお世話になったので、自分も書いておこうかと。
事前リサーチの結果、今回の旅で最善と判断したのがこの作戦。
①SIMフリーモバイルルーター+現地のプリペイドSIMでiPhone・iPadをテザリングしつつ、
②VPNを使って金盾(GFW/グレート・ファイアーウォール)突破
①は年1回以上海外旅行に行くフォロワーさんがかなりの割合でやっている方法です。
2年前に上海に行った時はSBの海外パケホ&モバツイでTwitterしてましたが、
1日1500円~2000円も使ってたらモッタイナイ。(今は1980円~2,980円)
それなら10,000円くらいでSIMフリーのルーターを仕入れて
現地の安いSIMを使っていれば、海外旅行4~5回で元が取れる、というわけどす。
そして②は、中国で快適にTwitterやFacebookを使うのに必須。
iPhoneは簡単な設定でVPNが使えるし、
最近は中国渡航者向けに安いor無料のVPNがたくさんあるようで。
そらgmailも満足に開けんようじゃ仕事に差し障りありまくりですもんね。
【北京に行く前の下準備】
1.まず探したのがSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターです。
日本の携帯電話は、契約した携帯電話会社の電話番号以外では
使えないようになっています。(SIMロックがかかっている。)
これに対して、世界中どの通信会社の電話番号でも使えるのが「SIMフリー」。
当初、フォロワーさんにお勧め頂いたHUAWEI製のSIMフリールーターが
8000円程度であったので、これでいいかな、と思ったのですが。(↓こういう感じのもの)
調べていると、同じ役割をなすものとして「テザリングスマホ」というモノがあることを知る。
「テザリング」・・・ざっくりいうと、スマートフォンをアクセスポイントにして、
外部機器をインターネット接続できるようにする機能です。
このテザリング機能を使ってスマートフォンをWi-Fiルーター化もできるし、
もちろんスマートフォンとしても使えて、一石二鳥というわけ。
ちょっと調べるとおなじHUAWEI製の旧式モデルなら10000円ちょいで手に入る。
フォロワーさんにもこれに近い端末を使っている方がいらっさったし、
Android端末をひとつ持つのもいいかなと思って、これに決定★
古いモデルだから仕方ないけど、電池の持ちは残念な感じなので、
予備のバッテリもしくはモバイルバッテリは必須です。
テザリング用に海外格安スマホってのは
単にルーター買うよりお得感があってこれからどんどん増えるんじゃないかなぁ。
渡航先の通信会社の通信方式に対応しているかどうかのご確認をわすれずに!
2.使えそうなVPNをリストアップ
そもそもVPN(バーチャル プライベート ネットワーク)ってなんぞや。という方のために。
元は企業のセキュリティ対策に使われるものが主なのでしょうが、
わたしたち中国クラスタにとっての意味を乱暴に言っちゃうと、
本来なら中国からアクセスが遮断されているTwitterやYouTube等へのアクセスを、
その名の通り「仮想のネットワーク」を経由することによって、
中国以外からアクセスしている状態して、見られるようにするもんです。
「VPN 中国」とかでググると、日本のVPNサービスがたくさん出てきます。
どれがいいのかよくわからないので、雰囲気で決めました。
このふたつ。
無料のものはほかにもたくさんあったんですが、
なんとなく気持ち的にお金払ってみた。
iPhone・iPad側の設定はとても簡単です。
設定>一般>VPN>VPN構成を追加で、必要事項を入力するだけ。
必要事項はそれぞれのサイトにわかりやすく書いてあります。
3.SIMカードの入手方法を検討
日本国内で中国SIMを販売しているサイトもありますが、
そういうのって割高って聞くし、やっぱり空港で購入することに。
ちなみに通信会社ごとに3Gの方式が違うので、お持ちのルーターにあったものを選んでくださいね。
私のIDEOS U8650はSB・ドコモと同じW-CDMA方式ですので、
これを採用している「中国联通 ChinaUnicom」で。
【いよいよ現地へ!】
1.空港で中国联通 のSIMを入手!
とりあえず現地に着いてすぐSIMが入手できるかどうかが心配だったのですが、
上海浦東国際空港第2ターミナル到着口出てすぐのところに
联通のお店があるではありませんか。ラッキー。
(ちなみに北京国際空港のターミナル内でも联通のSIM自販機をみかけたので、
空港内での入手はそう難しくないかと。)
さすが空港だけあって英語もバッチリの店員さんが色々教えてくれ、
よくわからないまま、言われるがままに買いました。
なので未だに自分がどのプラン買ったのかよくわかってない。
ついろぐによると、「200元で300MBデータ通信と100元の通話?」みたいな
不確かな情報が書いてありましたが、たぶん違うと思う。
事前に料金プランちゃんと調べていけばよかったんですが。
中国联通の料金プラン一覧
でもまぁ使えたからOKなのだ!(えっへん!)
SIMカードのパッケージに店員さんが書いてくれた認証番号を、
10011宛にSMSで送信すればそれだけで利用開始できました。
APN設定とかは必要なし。
カードはこんなんです。パキパキっと切り取って使います。
2.データ通信環境は整った!つぎはVPNをつなぐ。
iPhoneの設定画面でVPNをONに。
しかしこれがなかなかすんなり繋がらない。
繋がってもすぐ切れたりとか。特に夜は不安定でした。
1つがダメでも他のは繋がったりするので、
あらかじめ2~3コ、それ以上のVPNサービスを用意していったほうがいいかも。
しかし、基本的には希望通りTwitterもFacebookもできました♪
3.プリペイドSIMにリチャージしよう
無事に快適な通信環境を手に入れ、
国内と同じ調子でネットしすぎたので、途中でプリペイドSIMの残額がなくなった。
というわけで、「充值卡(リチャージカード)」を手に入れなければならなくなりました。
街中でなかなか手に入らん、という話も聞いてましたが、そんなことありませんでしたよ。
北京市内の至る所で見かける、キオスク的な露天。
「China Unicom 特約代理店」という文字がみえます。ここで買える~
もちろん、SBショップみたいにChinaUnicomショップみたいなのもありますし、
電気屋とかコンビニでも買えるらしいし、
道端でおっちゃんがイスひとつでやってる怪しげな露店ですら「联通 充值卡」と表示があり。
私はこの怪しげな露店で買いましたw
怪しげでも、100元の充值卡は100元だし、ちょろまかしようがないしね。
「充值卡!」といって通じなくても、「Charge Card!」と叫べばおkです。
充值卡の表はこんなかんじ。
「10011」に電話して、音声指示(中文&英文えらべます)にしたがって
裏面に書いてある「密码」を入力すればリチャージ完了。かんたん。
以上、これだけできればほぼストレスなく、日本と同じ感覚でネットできました。
まぁ夜はどのサイトも重くて開けなかったり、VPNをが切れたりするのは許容範囲。
当時のiPhone4画面はこんな感じ。
設定で「モバイルデータ通信オフ」にすればSBのパケット通信代はかからない、
はずなのですが、なんとなく心配なのでSIM抜いて使っていました。
VPN接続中は上部にマークが出ますね。
最後にオマケ。
こんな感じで電子機器をいっぱい持っていったのもあり、
こちらが役立ちましたよ。
ホテルによっては電源が1つ、とかいうところもあるので、必需品だと思います。
iPhone充電、iPad充電、デジカメ充電、モバイルバッテリ充電・・・
とか数えていくとこれでも足りないかも(^^ゞ